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摺り疋田の技

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これに用いる型は三枚。
一見単純に見える絞り染の疋田の形ですが、
型職人によって、三枚を重ねて染めると
味わいのある出来上がりになるよう、細密に考えられて彫られています。
超ベテラン職人しかできない仕事です。

そして、染職人もまた同じ。
染料を刷毛に含ませる加減が難しく、泣かない(にじまない)ように
摺り込みながら模様を染め上げていきます。
細かい柄ですので、泣いてしまうと模様がつぶれてしまいます。
また、型紙は使っている間に伸び縮みしますので、霧を吹いたりして
型の調整をしないと三枚が綺麗に合わなくなります。
この染めのあと、よりはっきりした柄行きになるように縁の部分で
必要なところを筆で染め上げる、いわゆる「疋田つぶし」をします。

まさに、すばらしい長年の勘と技術の重なりあいですね。

この摺り疋田は、絞りとは異なった軽快な感じが好まれています。
ちなみに、写真のきものは、 ある有名な噺家さんのおきものになるそうです。