ブログ|𠮷江染工

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全国染色競技会入賞

第74回全国染色競技会にて入賞致しました。

91点の出品があったそうですが、

弊社は2点、京都市長賞と、

一般財団法人大日本蚕糸会賞を

いただきました。

着たい!と言って頂ける方があれば、

とても嬉しいです。

薫風紋

細い縞の小紋を染め重ねると、

直線から現れる、

不思議なゆらぎが生まれました。

緻密な色重ねと、大胆な模様の流れが、

組み合わさって、

近くても、また遠目でも楽しめます。

↓ 上の訪問着の部分模様です。

 

 

ひらめき

細い線の表現と

型を工夫した横段ぼかしにて、

繊細さを感じられるものに仕上げました。

生地が揺れると小さな丸が光り、

優しくも楽しいアクセントになります。

おこしやす・・!

「染屋さんの掘り出し市」

 11月29(土)・30日(日)10時~17時  

 jicca561 ギャラリー
  (京都市下京区大江町561)
 *京都市営地下鉄烏丸線五条駅 徒歩3分

 

 こだわりのある技術と感性をもつ

5社の染屋が集う「新匠会」

それぞれ豊かな創作小紋を手がけています。

機械染めが増え、我々のような

手染めの京友禅小紋の生産量は、

10年前の3割を切りました。

どうぞ、見て触れて、

各社の思いやこだわりに

共感していただき、

職人の手仕事が、

1点でも増えれば幸いです。

弊社も新匠会メンバーとして

出店しておりますので、

是非遊びに来てください!

 

卓越技能者「現代の名工」に・・・

伝統工芸士である、弊社社長

吉江康二が、

厚生労働省より、令和7年度 卓越技能者

通称 「現代の名工」に認定いただき、

この11月10日に東京での表彰式に参りました。

昭和42年度に創設されたこの制度は、

卓越した技能を持ち、

その道で第一人者と目されている

技術者を表彰されるものだそうです。

技能の世界で活躍する職人や

技能の世界を志す若者に目標を示し、

将来を担う優秀な技能者の

確保・育成を進め、

優れた技能を次世代に承継していくことを

目的としているとのこと・・。

今年度は、各分野で

頑張っておられる142名に決定。

そのうち染め職人は弊社社長含め

2人でした。

 

お客様に喜んで頂けるものづくりに

真摯に向き合い、

どんなことにも諦めず

絶えず挑戦し続けるひたむきな姿

そのエネルギーは一体どこから?

と、傍らにいる私たちも

不思議なくらいの真面目人間。

 

「自分がこうして頑張れるのも、

応援していただく方々と、

作品を買っていただける方々のお蔭だと、

今回改めて痛感しました。

この感謝の気持ちから、

更に面白いものを生み出せたらなあと、

心ひそかにまた思っています」

東京のミッドタウンに刺激を受けて(笑)

「やっぱり東京はすごいなあ~」

と、嬉しそうに帰ってきた社長でした。

 

 

2025 京の名工展

10月22日(水)~26日(日)

京都文化博物館にて、今年も名工展が開催されます。

京都の伝統産業に長年従事し、

優れた技術を有する職人、

京都府伝統産業優秀技術者

「京の名工」に選ばれた職人たちが、

分野の垣根を超えた交流と研鑽を重ね、

京都の伝統産業の発展のために尽力している

京都府匠会・・・

その一人として、弊社社長の作品も展示されております。

苦しさと喜びを積み重ねてできあがったもの・・・

真摯に向かう職人たちの技術と心を

ご覧頂けましたら幸いです。

 

 

 

小学生の目と芽

 

毎年、地元の小学5年生が伝統産業を勉強してくれてます。

一回目は工場見学、後の2回は生徒さんからの

色々な質問に社長が答えての授業です。

昨日は、工場内を見学したことを基に、

さまざまな質問をして下さいました。

現場の反物を貼って染められる長い回転台など、

見るもの全てが初めてのものばかり・・。

小さなエレベータ―から

ずらっと綺麗に洗ってあるジャム等の瓶まで、

何に使うのだろうと、気になってたようです。

 

今年から各自ノートパソコンらしきものを持ち、

社長の言葉を、瞬時に入力したり、写真を撮ったり・・・

私たちはびっくり!でした。

そうした機器を利用することで、

きっと、たくさんの下調べをされ、

より豊かな勉強につながってるのでしょう。

昔、復習より予習が大事と言われてたのを思い出しました(笑)

勿論、先生方が、とても上手に、

一人一人の個性を引き出しておられるのでしょう。

「こんなチャンスは滅多にないよ!」と、

優しく声かけされてるのが印象的でした。

生徒さんの何事も興味をもってみる目を、

上手に見逃さず、

更に、一人ひとりの未来への芽を育てる・・・

私共も、少しお手伝いができてたら嬉しいです。

 

生徒さんへの質問に、

「挫折して落ち込むのは仕方ない、

でも諦めないで!」

「最新のものだけでは、次へ行けない。

前のものを大切に!その中に

きっとヒントはあるから」

こんな言葉をかけてた社長でした・・・。

若い芽に、元気をいただき、

今日も明日も頑張ります!

 

*生徒さんの質問・・・個性あふれる
真剣な目が、とても嬉しかったです。

こんな暑い6月なんて・・・

お客様から頂いた花便り・・・

京都の智積院です。

少し前のお写真ですが、 丁度小雨でしっとりと、

笑ってるような紫陽花から、

涼やかな空気が届きました。

暑さ厳しい毎日ですが、

来月の祇園祭にゆかたで楽しまれる方も

多いのでしょうね。

学生時代に、自分でどうにかゆかたを着て、

市バスに揺られ祇園祭へ・・・

毎年というほど、夕立に出会ってたのが、

懐かしい・・・

ゆかたを見ると、そんな昔の自分に、

また出会えます。

どうぞ元気な夏をお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

伝統工芸士の作品を・・・

 

 

日本には、各地にさまざまな分野の

伝統工芸品が沢山あります。

その一つとしての京友禅。

認定を受けた友禅士が、直接お客様にお求めいただける

そんな場として、昨年に引き続き開催させていただきます。

弊社はいつでも、ご来社いただければ、

ご覧頂いたり、ご相談の上お誂えさせて頂いておりますが、

個人でされてる工芸士さんのものは、

なかなかそうした機会はございません。

ですから、中にはファンです!と仰って

楽しみにお越し下さる方がおられます。

こつこつ、地道にものづくりをしている伝工士にとりまして、

この上ない幸せな瞬間です。

お気に入りの一枚にきっと、

え?・・と思われる価格で出会ってただけるはず・・・。

伝工士の心を乗せて、お届けさせていただきます。

どうぞご来場くださいませ。

*京友禅伝統工芸士 展示即売会

5月15日(木)~18日(日)
 15日は午後1時開場
 以後午前10時~午後6時(最終日は午後5時閉場)

 京都伝統産業ミュージアム
   MOCADギャラリーにて

桜だよりをいただいて・・・

妙心寺 退蔵院の枝垂れ桜です。

染め替えのご相談で、

東京からお越しいただきましたお客様

ご来社後にご主人様と楽しまれたそうです。

とっても嬉しいお裾分け。

優しい春風が届きました・・・。

大切なおきものを染め上げて、

またお目にかかれるのを

心楽しみにしております。

 

 

 

 

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今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

お陽さまに誘われて・・・

康二
舞台衣装製作です。

室内の引染場では長さが足りず・・・

どうしたものかと考えてると、

ふと、外はお陽さまが照らしてくれてて、

いいお天気です。

アッという間に乾きました。

染屋にとって、お天気はとても関係があり、

仕事のスピードだけでなく、

出来上がりの良し悪しにとても影響します。

おひさま、本当にありがとう~!