染め替え事例:訪問着
訪問着の染め替え事例をご紹介します。
またお世話になります・・・ 大阪 I・H様
【ご要望】
袷と絽の訪問着です。
もう六十を過ぎてしまいましたので、これから着れる色を、と思います。
袷の刺繍と箔の雰囲気は気に入っております。
また新しく生まれ変わったこのきものを着れる日を、
心から、楽しみに楽しみに待っております。
(おきものの本のお好みのものをお送りいただき、お色見本で
ご相談して決めさせて頂きました。)
若い頃の訪問着3枚、伺ってご相談の上、染め替えたいです・・・ 京都 T・S 様
A 汕頭刺繍の訪問着
【ご要望】
薄ローズ色を錆ローズにしたいです。
*シミ汚れが沢山ありました。
汚れ落しをしても落ちなければ、柄足しの可能性もありましたが、
ほぼ綺麗になりました。
背に一部残りましたが、これ以上手を加えると、
逆に目立つとの判断で、自然な仕上がりです。
*刺繍の部分の生地がどうしても少しつった感じにはなっておりますが、
それは、どうしようもないことです。
しかしながら、本当に素敵な品格高い色のおきものとなり、
きっと、目にされた方は皆さん、
着てみたい!と思われることでしょう。
若い頃の訪問着3枚、伺ってご相談の上、染め替えたいです・・・ 京都 T・S 様
C 単衣ローズ刺繍訪問着
【ご要望】
薄めのグレーにしたいです
*元が裾の濃いぼかし染めでしたので、
自然に元のローズが反映されたグレーになりました。
*お腹の辺りに虫食いらしき穴が見つかりました。
お召しになった時にでるか出ないか、微妙なところです、
「かけつぎ」も考えましたが、見えてもおかしくない、
地色に近い色の小さな萩を刺繍でお入れいたしました。
一度も袖を通されてないおきものを・・・。 京都 K・M様
【ご要望】
友人がお誂えされたおきものですが、
新品のままで、誰もお召しになることがないままのおきもの。
お茶をしている私にくださいました。
好きな色に染め替えて、
このおきものを生かしてあげたい・・・。
地色を変えて、今着られるように・・・ 大阪 O・N 様
【ご要望】
元のきもののイメージを壊さず、
寒色の濃淡で上品に染め直したいです。
高校生の時に初めて両親に買ってもらったもので、
当時、出入りの担ぎ売りの呉服屋さんが、
まだまだ子供の私に似合うものをと思い、
仕入れしてくださったものから、選んだきものです。
私が持っているものの中では、珍しくおとなしいものですが、
今見ても、決して古く感じない素敵な着物です。
柄が目立たず、多すぎない点も気に入っています。
母のきものを染め替えて、娘の入園式に・・・。奈良 N・C様
【ご要望】
入園式はおきものの方が多いようです。
2か月しかないのですが、間に合えば大変嬉しいです。
そして、年齢に合い、先長く使えるものにしたいです。
:ご主人様、可愛いお嬢様とご一緒にご来社いただき、
楽しいひとときを、過ごさせていただきました。
また、出来上がりまして、
お見立てさせていただきました帯や草履・バッグ、小物もお求めいただきました。
どうぞ、元気に楽しい園生活を!
絞りのあるきものですが・・・。 愛媛 O・E様
【ご要望】
昔、母につくってもらったきものを、
これからも着られるようにしたいです。
華道を結婚前からずっと続けています。
まずは、年明けの新年会に間に合えば嬉しいです。
*京都でのお華の勉強会の機会を利用してご来社頂きました。
全体に絞りがあるお着物で、
ピンク濃いところは特に色目を抑えることが難しく、
渋さ加減を何度も検討、ご相談しました。
また、模様の部分が胡粉も用いて、ぐっと控えめにしました。
亡くなった母のきものを・・・。 横浜 H・M様
【ご要望】亡くなった母の着物を色目を変えずにきれいに染め直して、
娘の卒業式に私が着用したいです。
黒いカビみたいなものが点々とあります。
可能でしょうか。
*お仕事のご都合に合わせてご来社頂きご相談させて頂きました。
お着物を拝見したところ、柄行から、元々お振袖だったものを
少し色をかけ、娘さん用の訪問着にお仕立てされたもののように思われました。
おきもののことをよくご存知のお母さまだったことが、
おきものを通して感じられました。